人生を変えたアーティスト『MUCC』の話
みなさんには、人生を変えたアーティストはいるでしょうか?
僕にはいます。「MUCC(ムック)」です。
そんなに知名度は高くないので知らない人も多いかもしれません。今回は、「わたしの推し」というお題に乗っかって、推しの紹介と、何が僕の人生を変えたのかを綴りたいと思います。
MUCCについて
MUCCは、昔は「密室系」と呼ばれていたヴィジュアル系バンドで、鬱っぽい歌詞を昭和風なメロディと重いメタルでズドンズドンと表現していました。
アルバム「鵬翼」からは綺麗な歌や優しい歌、社会に問いかけるような歌も増えてきて、そこからはダンス系やテクノ系など、もうそのときそのときで好きな音楽をやるというようなめちゃくちゃ素敵なおじさんたちです。
もしMUCC聞いてみたいけどあんまりドロドロのV系はちょっと…という方は、「鵬翼」から聞いてみることをお勧めしています。
※SATOちはつい最近、脱退しました。ありがとう、これからも自分の人生を楽しんで!
MUCCとの出会いは、僕が20歳のころでした。そのときお付き合いしていた女性がゴリゴリのバンギャで、僕はそれまでヴィジュアル系にまったく興味がなく、なんなら大塚愛が好きだったぐらいの素朴な少年だったのですが、この出会いをきっかけにヴィジュアル系にはまっていきました。シド、DIR EN GREY、ガゼットあたりですかね。
といってもヴィジュアル系自体は別れてからはすぐに抜け出したので、ヴィジュヴィジュしていた時期は短いのですが、MUCCだけは別で(というかこの時点でもう、そんなにヴィジュアル系っぽくもなかった)、今でも聴き続けています。
人込みが苦手で、外に出るのも億劫な僕がなんとライブに計6回も行くくらいには好きです。ライブに行ったらだいたい後ろのほうなんですが、こんな元気のない僕が、折り畳みもヘドバンもします。さすがに前のほうのモッシュとかには参加できないなと思いますが、まぁそれくらい好きです。
人生を変えた一曲
そんなMUCCの中で、確かに僕の人生を大きく変えた歌があります。それは…
です。
他の歌も心を動かすような強い曲ばかりなのですが、このレミングは、聴いたタイミングもあり僕をぶん殴って動かしてくれた曲なのです。
とてもいい曲なのでぜひ聴いてほしいのですが、忙しい人のために要約すると、
「このままでいいのか?飛び出せよそこから今すぐ」
というメッセージが込められています。
飛び出せよここから今すぐ そう響かせるこの声は
明日をふさいだこの小さな世界を 確かに変えてゆける
これがなぜ刺さったかというと、前回書いた記事↓
で、ちょうど僕が「働きたくない」人格を生み出したタイミング、そう、「なんでこうなった?」と思わせてくれたのがこの曲なのです。
この曲を聴かなければ、おそらく僕はそのときの異常な状態を特に異常とも思わず、まだ過酷な労働を続けていただろうと思います。
MUCCが、レミングが僕を殴ってくれたからこそ、そこから抜け出そうとする決意ができ、今の僕がいるといっても過言ではありません。
明日をふさいだ小さな世界は、確かに変わったのです。。ありがとうMUCC。フォーエバーMUCC。
おわり
以上、MUCCの布教活動でした。
ドラムのSATOちが抜けてから、今後どうなるのかちょっと気になるところではありますが、歳をとるほどどんどんかっこよくなっていくわたしの推しを、これからも摂取して生きていきたいです。
それじゃ、バイバイ!